(写真:イギリスで建設中の風力発電風車 © Steve Morgan / Greenpeace)

こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

原発がなくても、日本のエネルギーは大丈夫、と環境省も言っています。

環境省は4月21日、「平成22年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果」を発表しましました。それによると、日本での風力発電で、風が吹くときだけ発電しても、最大1億4000万キロワットの電力を生み出すことが可能で、国内全体の発電量のうち原子力で賄われる量を上回る結果となりました。
環境省の発表ページはこちら

ちなみに、ここでいう「導入ポテンシャル」とは、
・ 現在の技術水準では利用することが困難なものを除き、
・ 種々の制約要因(土地の傾斜、法規制、土地利用、居住地からの距離等)を考慮した
エネルギー資源量とのこと。

この報告書では、風力以外にも、太陽光やダムを必要としない小規模水力、火山の熱を利用する地熱などの自然エネルギー発電のポテンシャル(=「日本が本気になったら導入できる量」)が説明されています。

日本では、全発電量のうち自然エネルギーによる発電量は約3%(2007年)。
一方世界では、自然エネルギーは、あちこちで盛んに導入が進んでいます。たとえば、

住商と伊藤忠、GEのオレゴン風力発電事業に各2億ドル出資へ (4月19日、ロイター)

Google、自社データセンター向け電力を風力発電会社から20年間購入へ(4月22日、ITメディアニュース) 

太陽熱発電で10社連携 三井造船など海外市場開拓 (4月11日、日経)

他にも、この記事に事例がよくまとまっています。
問われる日本のエネルギー将来像(4月15日、ウォールストリートジャーナル日本語)

原発に年間2000億円もつぎ込まれてきた予算を、自然エネルギーに振り分けたら、原発がなくても日本のエネルギーは大丈夫です。


まずは、どんなエネルギーを日本で推進するかを決める「エネルギー基本計画」を見直すところから。連休明けの政府の発表に期待します。