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2015/05/19 グリーンピース声明: 厚生労働省の判断は「子どもや妊婦への脅威」 --ネオニコチノイド系農薬クロチアニジンおよびアセタミプリドの食品残留基準の大幅緩和を受けて

プレスリリース - 2015-05-19
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは本日、厚生労働省がネオニコチノイド系農薬クロチアニジンおよびアセタミプリドの食品残留基準の大幅な緩和が告示したことを受けて、下記の声明を発表しました。

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 食と農業担当 関根彩子
「クロチアニジンの食品残留基準の大幅緩和は、この農薬の使用範囲の大幅な拡大を農薬メーカーが申請したことによるものです。これにより、子どもや妊婦にも推奨される栄養価の高いホウレンソウの残留基準は13倍以上にも引き上げられてしまいました。(注1)

これまで、グリーンピースで集めてきた20,000筆を超える反対署名や、2000件に迫るパブリックコメントが、基準をつくる厚生労働省や、農薬の使用範囲や方法を認可する農林水産省に提出されてきましたが、それらは反映されませんでした。

厚生労働省の決定は、より安全な食のため規制を求める願いを打ち砕くものです。残留基準の引き上げにより、政府は危険なネオニコチノイド系農薬の摂取を増加させています。これは、この農薬が人や環境へ及ぼしうる悪影響に関する科学的証拠や、世界で次々とネオニコチノイド規制を導入する国が増えている流れに逆行しています。先に禁止を決めたEUや韓国につづき、アメリカでも、新たな使用範囲の拡大は認めない方針が打ち出されています。これと逆行する日本は、食の安全や子どもの健康、そして受粉媒介で農業生産を支えるミツバチよりも、農薬メーカーの利益を優先していると言わざるを得ません。

政府が市民の正当な懸念を無視し続けていることから、グリーンピースは国会議員に向けて「子ども・ミツバチ保護法(仮称)」(注2)の立法を働き掛ける署名活動を開始しました。

そして、根本的な解決のためには、化学合成農薬に依存する工業的農業から、土の豊かさや水の安全を保ち生態系に調和した農業へと一日も早くシフトすることが不可欠です。」

注1)官報ウェブサイト

注2)「No Bees,No Food.『子ども・ミツバチ保護法』を求める署名」概要
時期:2015年4月8日(水)から10月まで(予定)
内容:国会議員(CC:農林水産大臣と厚生労働大臣)に、食べ物の安全や子どもの健康、ミツバチなど花粉媒介生物を農薬の影響から守る法律の策定、生態系に調和した農業の価値評価・支援強化を求める。
署名ウェブサイト:www.greenpeace.org/japan/ja/Action/NoBees/

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国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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